群馬県は高齢化が進んでおり、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年以降は、国民の医療や介護の需用がさらに増強することが見込まれることから、地域に添った包括的な支援・サービス提供体制の構築(地域包括ケアシステム)が早急の課題となります。
地域包括ケアシステムの推進に向け、医師会として、各地で実現されていく在宅医療についてきめ細かく調査し、結果について情報を共有する場を設けます。そしてその情報を活用しながら、多職種が一堂に会して共通認識を持ち、県民への普及啓発を図る方策について検討する場「オール群馬多職種連携推進協議会」を設け、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることが出来る社会の実現に尽力する行政や医療・介護の専門職を紹介していきます。その役割や特性を踏まえて平成30年4月に全ての市町村で新たに始まる在宅医療・介護連携推進事業等の地域支援事業に資する情報をそれぞれの視点から提示することで、患者ご本人やそのご家族が医療・介護を受ける場合は勿論、健康寿命を延伸させる一助となるような有意義な会議の場を創生しています。